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- 耳の病気
よくある耳のお悩み
- 耳が痛い
- 耳がかゆい
- 耳が詰まっている(耳閉感)
- 聞こえが悪い(難聴)
- 耳だれが出る
- 耳垢が溜まっている
- 耳鳴りがする
など
このような耳の症状をお感じの時には、大阪市城東区・鴫野駅から徒歩3分のはしもとクリニックまで、お早めにご相談ください。例に挙がっている症状以外にも、何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
気になる症状がある時ははしもとクリニックまで
「どうしようかな?」と迷わずにお早めにご連絡ください
耳は大きく、「外耳道」「中耳」「内耳」という3つの部分に分類されます。外耳道とは耳の穴のことで、中耳とは鼓膜の奥にある小さな空洞のことで、内耳とは蝸牛(かぎゅう)・前庭・三半規管から構成される、耳の一番奥の部分のことです。
耳は「音を聴く」だけでなく、前庭や三半規管と連結することで、「人間の体のバランスを保つ(平衡感覚)」という役割も担っている大切な器官ですので、少しでも「おかしいな」と思われた時には、「どうしようかな?」と迷われずに、できるだけお早めに、鴫野駅より徒歩3分・専用駐車場完備・キッズスペース完備のはしもとクリニックまでご相談ください。
様子をみずにまずはご相談を
患者様の中には、耳鳴りや耳の詰まり(耳閉感)などの症状をお感じでも、「そのうち治る」とお考えになって様子をみられることが多いのですが、経験上、早期にお越しいただいた方が良好な結果が得られやすいといえます。聞こえが悪い(難聴)場合、急いでご来院される方が多いのですが、耳鳴りや耳の詰まりだと様子をみられる傾向にあります。
症状をお感じになってから時間が経過すればするほど、治りが悪くなったり、対応が難しくなったりする場合がありますので、様子をみずにお早めに当クリニックへご相談ください。
代表的な耳の病気
中耳炎
中耳炎とは?
中耳炎とは、細菌やウイルスの感染により、中耳で炎症が起こる病気です。大きく、「急性中耳炎」「滲出性中耳炎」「慢性中耳炎」に分けられます。鼓膜が腫れたり、中耳に膿が溜まったりすることで、痛み、詰まり、聞こえの悪さ、耳だれなどの症状が現れるほか、発熱、頭痛、などが起こることもあります。
主な症状
- 耳が痛い
- 耳が詰まっている
- 聞こえが悪い(難聴)
- 耳だれが出る
- 発熱
- 頭痛がする
など
主な原因
中耳炎は主に、鼻や喉から侵入した細菌やウイルスが中耳に感染することで起こります。
主な治療方法
抗生物質や消炎剤などのお薬を使って、症状を改善させます。痛みや腫れなどの症状が強い場合には、少しだけ鼓膜を切開して、溜まっている膿を排出することもあります。鼓膜を切開しても、通常、数日で塞がるのでご心配ありません。
急性中耳炎
急性中耳炎とは?
急性中耳炎とは、最もよくみられる中耳炎で、乳幼児がなりやすいとされています。放っておくと、滲出性中耳炎や慢性中耳炎に進行する恐れがあるほか、再発しやすくもなりますので、そのままにせずに当クリニックできちんと治療を受けるようにしましょう。
主な症状
- ズキズキと耳が痛む(激しい耳の痛み)
- 耳だれが出る
- 耳が詰まっている
- 発熱
など
主な原因
耳や喉から侵入した細菌やウイルスが中耳に感染することで、急性の炎症が起こり、膿が溜まって激しい痛みなどの症状が現れます。
主な治療方法
抗生物質や消炎剤などのお薬を使って、症状を改善させます。痛みや腫れなどの症状が強い場合には、少しだけ鼓膜を切開して、溜まっている膿を排出することもあります。鼓膜を切開しても、通常、数日で塞がるのでご心配ありません。
滲出性中耳炎
滲出性中耳炎とは?
滲出性中耳炎とは、鼓膜の奥にある「中耳腔」という空間に滲出液が溜まることで起こります。軽度の難聴が起こることが多いのですが、自覚症状に乏しいため、患者様ご自身が発症に気づかずに放置されると、深刻な難聴を引き起こすこともあります。
主な症状
- 聞こえが悪い(難聴)
- 耳が詰まっている
- 耳鳴りがする
など
主な原因
中耳の炎症により、まわりの組織から滲み出た液体(滲出液)が、鼓膜の奥にある中耳腔に溜まることで起こります。
主な治療方法
ネブライザー(吸入器)を使って鼻と喉を治療するほか、鼻から耳に空気を送ることで、貯留した滲出液を排出させる「耳管通気」などを行います。これらの治療を行っても症状を繰り返す時には、鼓膜にチューブを挿入して、滲出液を排出させ、中耳を換気する手術が必要になる場合もあります。
慢性中耳炎
慢性中耳炎とは?
慢性中耳炎とは、急性中耳炎などが完治せずに、鼓膜に穴が開いたまま慢性化した状態です。「慢性化膿性中耳炎」と「真珠腫性中耳炎」に分けられます。慢性化膿性中耳炎とは、急性中耳炎などが完治せずに、鼓膜に穴が開いたまま慢性化した状態です。真珠腫性中耳炎とは、中耳炎を繰り返すうちに生じた塊(真珠腫)が、細菌に感染して炎症を起こし、まわりの骨を破壊しながら大きくなるものです。
主な症状
慢性化膿性中耳炎
- 耳だれが出る
- 聞こえが悪い(難聴)
- 耳が痛い聞こえが悪い(難聴)
- 耳鳴りがする
など
真珠腫性中耳炎
- 聞こえが悪い(難聴)
- 耳鳴りがする
- 耳だれが出る
- めまいがする
- 顔面神経麻痺
- 髄膜炎
など
主な原因
慢性化膿性中耳炎
通常、鼓膜に開いた穴は自然閉鎖しますが、炎症が長引いた時などには、塞がらずに、そのまま慢性化する場合があります。慢性中耳炎は、急性中耳炎などが完治せずに、鼓膜に穴が開いたまま慢性化することで起こります。
真珠腫性中耳炎
中耳炎を繰り返すうちに生じた塊(真珠腫)が、細菌に感染して炎症を起こし、まわりの骨を破壊しながら大きくなるものです。
主な治療方法
慢性化膿性中耳炎
基本的には、急性中耳炎と同様に、抗生物質や消炎剤などのお薬を使って、症状を改善させます。鼓膜に穴が開いたままだと、再発を繰り返す恐れがあるため、完治させるためには鼓膜を塞ぐ手術が必要となります。
真珠腫性中耳炎
形成された真珠腫を取り除くために、手術が必要となります。
外耳炎
外耳炎とは?
外耳炎とは、外傷などにより、外耳(耳と耳の穴)で炎症が起こる病気です。痛みやかゆみなどの症状が現れ、進行すると黄色または白色の耳だれが出てきます。
主な症状
- 耳が痛い
- 耳がかゆい
- 耳だれが出る
- 聞こえが悪い(難聴)
など
主な原因
耳かきや爪で触るなどにして、外耳が傷ついて炎症を起こしたり、プールや海水浴などで細菌に感染したりすることで起こります。
主な治療方法
耳掃除を行って清潔な状態にした後、点耳薬を投与したり、軟膏を塗布したりします。患部が腫れたり、膿んだりしている場合には、その部分を切開して膿を排出することもあります。
難聴
難聴とは?
難聴を、「耳が聴こえなくなる病気」とお考えの方もおられるかもしれませんが、そうではありません。難聴とは、聴力が低下する病気です。大きく「伝音難聴」「感音難聴」「突発性難聴」に分けられ、それぞれで原因や現れる症状は異なります。
主な症状
- 聞こえが悪い
- 大きな音以外が聞き取りにくくなる(伝音難聴)
- 言葉が聞き取りにくくなる(感音難聴)
- 突然、聞こえが悪くなる(突発性難聴)
など
主な原因
難聴の種類によって原因は異なります。伝音難聴は外耳や中耳の異常、感音難聴は聴神経の異常などが原因で起こります。突発性難聴の原因ははっきりわかっていません。
主な治療方法
難聴の種類によって治療方法は異なります。伝音難聴では薬物療法や手術、補聴器の使用などが行われます。感音難聴では、補聴器の使用や、人工内耳の使用などが行われます。突発性難聴では、有効な治療方法が確立されていないため、患者様個々の状態に応じて、適切な方法を選択することになります。
伝音難聴
伝音難聴とは?
伝音難聴とは、大きな音以外が聞き取りにくくなる難聴です。中耳炎など、外耳や中耳の異常で起こったり、耳小骨の変形などの先天的な要因で起こったりします。
主な症状
- 大きな音以外が聞き取りにくくなる
- 耳が詰まっている(耳閉感)
など
主な原因
中耳炎などの外耳や中耳の異常や、耳小骨の変形などの先天的な要因が原因で起こります。
主な治療方法
薬物療法や手術、補聴器の使用などにより、聞こえの改善をはかります。
感音難聴
感音難聴とは?
感音難聴とは、聴神経の異常によって起こる難聴です。ただ聞こえが悪くなるだけでなく、言葉が聞き取れなくなるのが特徴です。
主な症状
- 言葉が聞き取りにくくなる
- 耳に入ってくる音の内容が理解できなくなる
など
主な原因
感音難聴の原因は、先天的なものと、後天的なものに分けられます。先天的な原因として、遺伝、胎児期の発達障害などが挙げられます。後天的な原因として、加齢、外傷、聴神経の腫瘍などが挙げられます。
主な治療方法
症状の程度によって治療方法は異なりますが、補聴器の使用や、人工内耳の使用などにより聞こえの改善をはかります。
突発性難聴
突発性難聴とは?
突発性難聴とは、突然、聞こえが悪くなる難聴です。通常、片側の耳で起こります。はっきりとした原因はわかっていませんが、ウイルス感染や内耳の血流障害、ストレスや疲労などが関与しているのではないかと考えられています。
主な症状
- 突然、聞こえが悪くなる
- 耳鳴りがする
- 耳が詰まっている(耳閉感)
- めまいがする
など
主な原因
はっきりとした原因はわかっていません。突然、発症した感音難聴のうち、原因がわからないものが突発性難聴と診断されます。
主な治療方法
有効な治療方法が確立されていないため、患者様個々の状態に応じて、適切な方法を選択することになります。
耳鳴り
耳鳴りとは?
耳鳴りとは、まわりで音がしていないのに、「ピー」「ジー」「ザー」などの様々な音が聞こえる状態をいいます。患者様ご自身にしか聞こえない場合(自覚的耳鳴り)と、他人でも聞くことができる場合(他覚的耳鳴り)があり、ストレスの状態や体調、疲労の度合いなどによって、耳鳴りの聴こえ方が変化することもあります。
主な症状
- 突然、まわりで音がしていないのに、「ピー」「ジー」「ザー」などの様々な音が聞こえる
主な原因
主な原因として、内耳にある感覚細胞(音を感知する細胞)の障害が挙げられます。急な耳鳴りの場合、メニエール病や突発性難聴が原因の場合もありますので注意が必要です。
主な治療方法
原因がはっきりしている耳鳴りに対しては、それを取り除く治療(原因療法)を行います。原因がわからない耳鳴りに対しては、精神安定剤やビタミン剤、漢方薬などを使って、耳鳴りを意識しないようにする対症療法が中心となります。
めまい
めまいとは、体のバランス(平衡感覚)に乱れが生じることで、「周囲がぐるぐる回っているように感じる」「自分がぐるぐる回っているように感じる」「体がふらつく」「立ちくらみのようなめまい」など、様々な症状が現れることをいいます。めまいを引き起こす病気は色々あり、主なものとして、「良性発作性頭位めまい症」「メニエール病」「突発性難聴」などが挙げられます。
当クリニックでは、聴力検査、眼振検査、体平衡検査などの検査を行ったうえで、適切な治療によりめまいの改善をはかりますので、症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。
メニエール病
メニエール病とは、激しい回転性めまい、片側だけで起こる耳鳴り、難聴などの症状が同時かつ反復して起こる病気です。内耳にリンパ液が溜まることで起こるとされています。大きな特徴として、症状が繰り返し起こるという点が挙げられ、「症状が繰り返す」というエピソードがあって初めて、メニエール病と診断されます。多くの場合、強い吐き気・嘔吐をともない、放っておくと耳鳴りや難聴が進行します。